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2007年11月7日(水)

[評論] 大人が大人を公の場で呼び捨てにすること

今回もプロ野球関連の話題から。
少し前のニュースですが、セ・リーグのクライマックスシリーズで、優勝したジャイアンツがドラゴンズに3連敗したときのこと。読売球団の会長が、こんなことを言ったらしいです。
以下、スポニチアネックスの記事を引用(太字は筆者)。

「作戦ミスが3日続けば負けるんだよ。敗因はベンチワーク?それもある。落合の方が頭が良かったんじゃないの。負けるべくして負けたんだよ」

この人、何様のつもりなのでしょうか。

落合監督は、読売ジャイアンツや読売グループとは資本関係のない、中日新聞系列のドラゴンズの監督です。
そして、読売球団の会長職に就いている渡邉恒夫氏は、もちろんプロ野球の経験者ではありません。
確かに、過去には渡邉氏がジャイアンツのオーナーで、落合さんがジャイアンツの選手だったこともありました。でも、それは10年近く前の話です。あれから状況は大きく変わり、落合さんは別のチームの監督になったわけです。
その落合さんを、渡邉氏は公の場で「落合」と呼び捨てにしたわけです。
もちろん、僕が現場を見たわけではないので、この記事自体が事実と異なっている可能性もあります。でも、渡邉氏が「落合」と呼び捨てにしたのをスポーツ新聞が気を使って「落合監督」と敬称をつけることはあっても、その逆はあり得ないでしょう。もしそんなことをしたら、明らかにそれは悪意ですから。
同じプロ野球の後輩ならともかく、全く畑違いの相手に対して、人前で大人が大人を呼び捨てにするのは、人としてどうなんでしょう。
僕は、そういう人間は軽蔑しますね。たとえどんな立場の人間であろうとも。

とはいえ、渡邉氏はプロ野球に深く関わる人間ですから、プロ野球の選手や監督に対して呼び捨てにする理由が、100%ないというわけではありません。
上には上が、いや下には下がいました。
以下、サンスポのニュースから引用(太字は筆者)。

石原氏は落合監督の采配について感想を聞かれて「実績で勝負している球団のCEOとしては、落合は見事だと思う。泣いて馬謖(ばしょく)を斬ったんですよ。絶対正しかった」と絶賛。

今度は、プロ野球とはまるっきり関係のない人間の発言です。「石原氏」が誰のことを指すか、分からない人はいないでしょう。
日本シリーズの第5戦で、落合監督が8回まで完全試合を続けていた山井投手を降板させ、岩瀬投手を送ったことに対する、石原慎太郎都知事の発言です。

落合さんは、金田正一氏のことを「金田」と呼び捨てにすることはあっても、石原氏を「石原」とは言わないでしょう。普通の人は、公の場で他人を呼び捨てにしません。そんなことをしたら「常識のないバカ」と思われます。
石原という人は、その程度の人間なのでしょう。

もし僕が年を取ることで、他人を尊敬する気持ちがなくなるとしたら、年を取る前に死んだ方がましです。
彼らを見ていると、そう思わずにいられません。

[日記] 井の頭線にて

このところのストレスの原因となっていた仕事について、ようやくひと山越しそうな状況です。
社内の自分に対する信頼や社外の会社に対する信頼は、どうにか失われずにすみそうです。

今日はひとときの息抜き。渋谷でお酒を飲んでいました。今は京王井の頭線で吉祥寺に向かうところです。
人と会って話すのはそれだけで刺激になります。限られた人間関係に閉じこもっていると、世の中にあるたくさんの楽しいことに触れる機会が限られてしまいます。死ぬまでに、ひとつでも多くの新しいことに触れたいし、たくさんの人に出会いたいと思います。

とはいえ、相変わらず困難な仕事は山積みです。30歳にもなって、普通の大人が普通にできることすらおぼつかない僕にとっては厳しい日々が続きますが、この状況を地力で乗り切るくらいの力がなければ、40歳になる頃には誰からも必要とされなくなるでしょう。
仕事がなくなれば、楽しい飲み会にも参加できません。そんな人生は寂しいので、せめて人から必要とされる程度には自分の能力を高めていきたいと思います。仕事もそうですが、それ以外の場面でも「こいつはいい奴だから付き合ってやろう」と思われるような人との接し方を心がけたいと思います。

プロフィール

【フォーキー】
編集者
1977年2月20日生まれ
東京都武蔵野市在住
愛知県出身

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folkymountain@gmail.コム